こんにちは、湿気を吸って髪がチリチリの野村です。
蒸し暑く、なんとも不快な時期ですね。さて、湿気で体に不調を感じている方が多いのではないでしょうか。
今日は、湿邪(しつじゃ)についてお話します。
東洋医学では、余計な湿気を湿邪と呼ぶそうです。
湿度の高い環境にいると、発汗などで水分が出ていかず、体の様々な場所に水分がたまり冷えが起こります。
冷えが起こると汗や尿で水分の代謝が悪くなり・・・といった悪循環が起こります。
眠い、疲れる、やる気が起きない、気分が沈む、肩がこる、腰痛を感じる、関節が痛い、胃腸の調子が悪い、頭が重い、めまいや耳鳴りがする、口内炎ができる、肌が荒れる、足がむくむなど、夏の不調のほとんどは冷えが原因といわれています。
こうなりますと、毎度おなじみ自律神経が乱れてきます。不調街道まっしぐらです。
まずは室内の湿度を40~60%に保ちましょう。除湿器やエアコンの機能を上手に使い、快適な空間を保ちます。
しょうが、ニンニク、ねぎ、ニラ、みょうが、大葉、ミントなど、この時期の「香りのする野菜」は消化力を強め、体を温めて代謝を上げます。積極的に取り入れましょう。ハトムギ、小豆、黒豆などは水分排出効果が高いそうです。これからはトウモロコシ、トマト、きゅうり、そら豆、スイカもいいですね。
逆に、炭水化物や甘い物、乳製品をたくさん取ってしまう方は要注意です!体内の湿気を増やしてしまいます。
入浴もシャワーで済ませず、湯船に浸かるようにしましょう。体も温まり、リラックスし、自律神経も整いやすくなります!
軽い運動もおすすめです。頑張らなくていいので10~20分ウォーキングする、動画を見ながら体操やストレッチをしてみるなど無理なく出来ることをやってみましょう。
運動でのセルフケアが難しいという場合は、ぜひ当院にお越しください。体をほぐして循環を良くし、歪みを調整して神経のバランスを整えます。これからやってくる夏本番を元気に過ごすために、今のうちからしっかり身体を整えておきましょう!